【こんな失敗に注意しよう!】
・カフェ開店の例:銀座や六本木の一等地だということで、物件情報に飛びついて契約したが、家賃が高く、やりたいカフェの客層と違った。
・高級な寿司屋開店の例:富裕層の多い住宅地の近くに出店したが、お客さんが来てくれない。
・フランス料理開店の例:"港区で、40坪で、駅から近くて、緑があって静かな地域で・・・"と物件探しにはこだわっているが、半年探してもぴったりの物件が見つからない。
・ロードサイド型店の例:通行量の多い幹線道路沿いに出店したが、街路樹で看板が隠れてしまい、反対車線からの出入りも難しいことが後からわかった。
これらの失敗は、物件選びの段階で、しっかりとした考え方や情報をもっていないと、飲食店の成功は難しいということを示しています。以下の"達人ポイント"や"達人リスト"を参考にしながら、慎重に物件選びを進めてください。
【ここがポイント!】
"飲食店経営の成功の鍵は、5割から7割が立地である"といわれています。数字に幅があるのは、専門家によって違いがあるためです。こだわりの居酒屋・ラーメン屋など、あまり立地や物件に左右されない業態もあるので一概に言えない面もあります。当たり前のことですが、立地や物件を一度選んでしまうと変更が利かないということを肝に銘じる必要があります。
物件が見つからないというのは、必ずしも悪いことではありません。やりたい業態のイメージが確立されていて、"こだわり"があるからこそ、物件が限定され、見つからないのです。物件が見つからないときの策として、見つかった物件に合ったコンセプトのお店を考えるアプローチがあります。ある立地と物件が決まると、客層、客数、客単価などはほぼ決まってくるのです。妥協をすることをお勧めするわけではありませんが、物件がどうしても見つからない場合には、柔軟な考えも必要です。
物件選びは右脳(直感)と左脳(データ)の両方で判断する必要があります。右脳の観点から言うと、"遊び慣れたエリア"や"家から近く土地勘がある"などを重視して選ぶほうが右脳が働き易くなります。左脳の観点から言うと、最寄り駅の乗降客数や通行量、商圏人口、近隣の店舗や競合店の売上予測なども面倒がらずに行うと、必ずや新しい発見があるものです。
家賃が高いか安いかをどう判断したらよいのでしょうか。色々な比較対象があると思いますが、基本的な考え方は「家賃の売上比率が、できれば5%、平均8%、多くても10%」です。まずは、売上計画が狂いがないことが大前提になります。またロードサイド店と都心一等地店の目安が違うのは言うまでもありませんので、注意が必要です。














