売上を上げるためには投資は不可欠!
- 2010年7月 2日 09:53
「売上が上がらないんだから、もっと、人件費を削減しろ!」
ある社長さんが、店長に指示を出しました。すると、店長は社長の指示ですからと言われるがままに、人件費の削減に取り組みました。朝の出勤時間を早め、ひとりで仕込みをしたり、閉店後のクローズ作業もひとりでできるだけ行ったりしました。それでも社長から「もっと下げろ」と指示されたため、営業時間中もできるだけアルバイトの数を減らして営業を行いました。店長の体力も限界ギリギリのところです。
その結果・・・・
その結果は、皆さん、想像がつきますよね。
確かに売上がなかなか向上しない時は、できるだけ経費を削減することが大切です。特に、人件費はその最たるもので出来る限り削減する努力をすることは必要でしょう。
しかし、必要以上に削減をしてしまうと、売上は下降の一途をたどるだけです。
売上が上がらない→人を削減する→お客様にいいサービスができない→余計に売上が下がる→ついに閉店これが「負のスパイラル」というやつですね
大事なのは「人件費率」であり、人件費率というのは、売上に対しての人件費の割合ですから、当たり前ですが、売上が下がれば必然的に人件費率は高くなります。
ある程度までムダを削減したら、あとは、売上を上げなければ、人件費率を適正値にコントロールすることは不可能です。
ですから、経費削減ばかりではなく、必ず、それと並行して「売上を上げるための行動」が必要なのです。
そのためにも、ある程度の人員は絶対に必要です。
店長が常にオペレーションや仕込みに参加しなければならない状況が続くと、店の売上を上げるための活動を誰が行うのですか?
ピークタイムの人員を減らしすぎたことで、お客様に迷惑をかけることになってしまったら、そのお客様はもう一度来店していただけますか?
ムダをできるだけ排除することは大切ですが、必要以上に行えばどこかに無理が生じます。お客さんをなくすばかりか、従業員も辞めてしまうことにもつながるでしょう。
ビジネスはある程度の投資をしなければ、絶対にそのリターン(売上)は期待できません。売れていない店ほど、販促をケチったり、人を必要以上に削減したり。電気代をできるだけ使わないようにとエアコンをあまり使わないようにしている経営者もいました。
必要なところには、きちんとお金を投入するという感覚を持つようにしましょう。そして、それを冷静に判断するのが経営者の仕事です。
さて、あなたの店では、人件費を適正に使用していますか?
ムダをなくすことは大事ですが、必要以上に削減していませんか?
販促費も適正に使用しますか?
ケチってばかりでは、大きなリターンは得られませんよ!
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