おいしい焼酎講座 第37回~新年のはじまりは味覚チェックから~
- 2010年1月12日 10:59
さあ、2010年もはじまりました。昨年は1年を通してデフレと暗いムードの景況感が漂いましたが、年末の忘年会シーズンは「奮起をしたい」「復活をしたい」という感じの声がちらほら聞こえてきました。日本経済は底力がありますから、ムードに流されることなく、自身の身近なところから改めて、今年こそ「虎」年にふさわしい、元気で活気のある1年にしたいものですね。
さて、せっかく1年のスタートですから、年始から「飲んで、飲んで・・・」ではなく、焼酎を味わうために、自分の「舌(した)」のチェックをしておきたいものです。なぜって?それはよりおいしい焼酎、自分にとって合う焼酎を見つけ出すためにも、舌の調子を整え、常にいろいろな焼酎をテイスティング出来る状況にしておくためです。
ではどのようなことをすれば,舌のコンディションやチェックができるのでしょうか。やり方は簡単です。ミネラルウォーター(硬度が低いものが望ましいです。)を準備します。おおよそ市販品でいえば、「ヴォルヴィック」や「天然水」ぐらいの硬度で構いません。これに塩を準備します。コップを3つ準備し、ミネラルウォーターをそれぞれに注ぎます。3つのコップのうち、2つは同じ濃度の食塩水、1つだけ濃い食塩水を作ります。(濃いほうのコップに何かの印をつけておいてくださいね。底にシールを貼る、とか)
塩を入れる量は、2つのほうは2つまみ。1つのほうは1つまみ、といった具合でかまいません。できあがった食塩水をシャッフルして、3つの中から1つだけ濃い食塩水を当てるのです。結構微妙な差です。これがわかるかどうか、舌の上で十分に味わい、転がしながら、見極めてみましょう。1つのコップから次のコップに移るときは、一度ミネラルウォーターで口を流しておくのが理想です。
こうして違いを認識する意識づけができれば、焼酎でいうオリ(白っぽくなるアレです)や、麹の違いによる味の差、開封後の味の変化(劣化)など敏感な意識付けができるはずです。年の始まりこそ、基本から。この1年も焼酎を美味しく味わうために、常に舌をリフレッシュし、敏感にしておきたいものですね。
最後にいい忘れていましたが、「辛い」ものを食べた後では、テイスティングは難しいです。なぜなら舌自体の刺激が強すぎて、他の味の感じづらくなってしまうから。前日にカレーを食べたり、そばに七味唐辛子を入れたあとでは、テイスティング精度は落ちてしまいますので、要注意です。
株式会社味香り戦略研究所 ソリューションサービス部長 菅 慎太郎
SSI認定焼酎アドバイザー。
鹿児島大学ルネッサンスアカデミー(焼酎学講座)経営管理コース講師。
(詳しくは )
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