2007年ヴィンテージ~世界のワイン産地から⑦ チリ~
- 2008年6月23日 09:37
☆チリ
2006年の9月から12月にかけては、チリ全体で平年より気温が高い日が続きました。10月にマイポ地区やコンチャグア地区で50ミリ程度の降雨がありましたが、大きな影響はありませんでした。2007年2月から気温は平年より下がり、結果として収穫時期は例年より2週間程度遅くなっています。
収穫時期にかけて気温が上昇しなかった事もあり葡萄が小さめとなり、ワイナリーでばらつきはありますが、収量は10~30%程度少なくなりました。マイポ地区では霜の影響が重なり、カベルネ・ソーヴィニヨン種で収量は30%程度少なく、シャルドネ種も25%程度少なかったようです。
しかし、育成期間が長かったこともあり、糖度やタンニン分は高く、白ワインも赤ワインも良好なヴィンテージになったと見られています。白ワインは酸味も良く、フレッシュな仕上がりになりそうです。2006年の収量が多すぎた反省から、赤ワインは収量を抑える為に、肥料を少なめにしたことも寄与し、収量が減っています。
チリのワインの約70%は輸出に回っています。2007年は、欧州向けにバルクワインが40%程度伸びた事もあり、前年に比べて輸出額が30%程度急増しています。この原因の一つは、ユーロに比べ米ドル(チリワインの殆どが米ドル建てで輸出)が弱かったことにもあるようです。
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