2007年ヴィンテージ~世界のワイン産地から④ イタリア~
- 2008年4月10日 09:24
☆イタリア
イタリア全土で好天に恵まれ良好な収穫ができた年になりました。2006年から2007年にかけての冬は温暖で、4月はこの50年で一番気温が高い水準で推移し、葡萄の開花も例年に比べて2週間程度早くなりました。夏も6月中旬から7月に渡って雨が少なく、気温が高く糖度が上昇しました。8月になり暑さは緩みましたが、これがかえって葡萄にとっては良かったようです。9月と10月は時折雨が降ったものの、乾燥して暖かでした。
イタリア全体でワイン生産量は40.5百万ヘクトリッターと推定されています。これは、2006年に比べて18%の減少となります。地域的にみると、トスカーナ州では10%程度、ピエモンテ州では15~20%程度の減少となります。暑さが厳しく、一部で雹の被害もあったシチリア州では40%位の減少になっています。赤ワインも白ワインも高品質に仕上がっており、バルベーラ、サンジョベーゼ、ネッビオーロ、コルテーゼ、アルネイスといった代表的な品種も偏り無く良い収穫ができたようです。
地域的に見てみると、トスカーナ州では、2007年のヴィンテージは2001年や2004年に比肩するような優れたヴィンテージとなる見込みです。キャンティ・クラシコは総じて葡萄の完熟度が高くアルコール分と酸味に富み、完成度の高いワインに仕上がっています。エトルリア海岸沿いのボルゲリ地区でも、カベルネ・ソーヴィニヨン種・メルロ種ともに最高の仕上がりとなりました。ピエモンテ州では、暑い夏だった2003年と同様に、例年より2週間早い8月中旬に収穫が始まりました。散発的な降雨に見舞われましたが、収穫は順調に進みました。ネッビオーロ種からは果実味が有りストラクチャーとバランスに富むワインが期待できそうです。
- 次の記事: おいしい焼酎講座 第4回「もう飲めなくなる焼酎?!」
- 前の記事: シングルモルトの人気はなぜ?
コメント:0
トラックバック:0
- この記事へのトラックバックURL
- http://aqsh.net/webapps/mt/mt-tb.cgi/203














