2008年ヴィンテージ~世界のワイン産地から③ スペイン~
- 2009年7月27日 10:14
☆スペイン
スペイン全土を概観してみると、2008年は比較的良いヴィンテージだと言えそうです。葡萄の収穫量は19.9百万トンと対前年で6.2%増加(2006年比では39%増)しています。春から夏にかけて天候不順の地域もありましたが、9月は乾燥した晴天の気候に恵まれ、品質的にも高いワインが期待できそうです。
リオハでは、夏が涼しく気温が上がらなかったこともあり、例年より収穫時期を遅らせています。スペインのワイン規制機関であるCRDOは3年連続でDOリオハのヴィンテージに"Very Good"の評価を下していますが、全体で収量を4%程度絞り込んだことからも、グレート・ヴィンテージとまではいかなかったようです。
リベラ・デル・デュエロでも、夏は比較的涼しく、平均的な収穫時期は例年より1週間ほど遅れています。高級ワインの産地として有名な地区でもあり、冷涼な夏によりアルコール濃度が適度に抑えられ、色合いやストラクチャーの形成には良い影響を与えると見られています。
スペインで目に付くのは、近時、そのコストパフォーマンスの高さが注目されているカヴァ(シャンパーニュと同じく瓶内2次発酵を行うスパークリングワイン)です。特に輸出の伸びが顕著で12百万本増加して139百万ボトル(対前年比+9.6%)と戦後最高を記録しています。
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