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▼おいしい焼酎講座 第87回~増税後の低成長時代こそ国内市場重視~▼

  • 2014年4月17日 13:05
  • アクシュニュース

新税率がいよいよスタートしました。一部スーパーでは、税率切り替えのトラブルはあったものの、大きな問題もなくスタートしました。特に税率UPにともなって、端数の値段が増えることとなり、小銭を持つことを避ける意味で電子マネーやデビッドカードが注目されています。これらの決済手段はクレジットカードとは異なるものの、現金決済をしている感覚が薄まることから、購買意欲を後押ししたり、より高単価へのランクアップがし易いともいわれています。「欲しい」と思っていた商品をオススメし、よい商品を実感して頂く機会になればいいですね。

 

 そんな中、中長期的な国内消費の落ち込みを考慮し、販路を海外に求める動きがひろがっています。これから日本の人口は「減少」していくと推定されており、団塊ジュニア以降の出生率は下がる一方。4人兄弟→2人兄弟→ひとりっ子と、世代がすすむほどに家庭における子供の数は減少する傾向。これでは日本の労働の担い手が減るばかりか、「消費の担い手」も減少してしまうのです。「稼げる人=消費する人」と考えれば、「労働者が多い国やマーケット」に進出するのが、売上拡大においては重要な戦略となります。

 

 そこで、近隣の「アジア」への進出が注目されていること、そして何より「蒸留酒」の酒文化は気候が極端に熱い、もしくは寒い地域に見られることから、市場への浸透が可能ではないかと期待されているのです。北に行けばウォッカ、南に言えばランバノグなど多種多様な蒸留酒が存在しています。

 ただ、海外への進出が簡単にできるわけではありません。輸出入には関税と、手数料、更には現地への輸送費というコストが係る点、さらには現地の物価水準に商品がどうポジショニングされるのか、国内市場を制するよりも大きな課題を抱えることになります。一筋縄でいくわけではないのです。

 

 そうした点を踏まえると、「自ら進出する」というのはハードルが高く、商売としても難しい。「向こうから来て欲しい」といわれる状況を作ることが効率的といえるでしょう。いま、東南アジアの富裕層に人気なのはやっぱり「北海道」ブランド。

お土産で有名な「白い恋人」は、催事となれば飛ぶように売れ、長蛇の列。「欲しい」と思うブランドには高い値段であろうとも「手に入れたい」という消費者の購買行動は万国共通と言えるでしょう。

 

 したがって、「国内で売れない」からといって「海外で売れる」と思うのは早計。何よりも「商品そのものの魅力」であり「魅せ方」が重要であることを認識すべきでしょう。日本はもう成熟社会。モノがあれば売れる時代ではありません。モノが人々の「どういったシーン」や「雰囲気・イメージ」を創出するのか。ココロが消費のカギを握る中で、自社の商品価格が「モノの価格」でしかない状況からいち早く脱することが、最も重要な経営課題といえるのです。

 

 飲料の世界を見れば、コーヒーは「朝専用」があったり、誰もが知っているアイスクリームが「夜のご褒美」を強調したイメージアップを計ったり。焼酎も同じように、「総花的な消費」から「局所的な強み」を作る時代。「贈答用なら」というくくりから、もっと深堀りして「父の日に送るなら」ぐらい具体的で季節や時間との結びつきを強めることが、今の消費環境では絶対的な優位性をもたらすことでしょう。

 

 消費税増税をきっかけに、売れない理由を嘆くのではなく、「売れる理由」を作っていく。消費者のココロがまだまだ満たされていません。焼酎を「モノ」としてではなく「ココロ」を満たす媒介として位置づける。成熟した市場とはいえ、国内でやれることはまだいっぱいあるのです。

 

株式会社味香り戦略研究所

ソリューションサービス部長 菅 慎太郎

SSI認定焼酎アドバイザー

鹿児島大学ルネッサンスアカデミー(焼酎学講座)経営管理コース講師

詳しくは

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