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シングルモルトの人気はなぜ?

  • 2008年3月25日 16:36
  • アクシュニュース

☆ここ数年、シングルモルトウイスキーの人気が定着しつつある。一般に、単一の蒸留所で製造されたモルトの原酒を、他の蒸留所のウイスキーとはブレンドせずに、度数を調整した上、瓶詰め・出荷されるものを、シングル・モルト・ウイスキーと呼んでいる。元々、アイルランドに起源を発し、スコットランドで発達したものと言われている。日本には、スコットランドで修行した竹鶴政孝氏(ニッカウヰスキーの創業者)がその製法を伝え今に至っている。

 

ウイスキーはわが国の高度成長の中で食生活が急速に欧米化する流れに乗って、1950年代後半くらいから普及し始め、サラリーマンの間で飲まれるようになったが、当時は本場のイングランド・スコットランドのように、ウイスキーをストレートで飲む習慣がなかったため、水と氷で薄めて飲む「水割り」という飲み方が一般的であった。しかも、ウイスキーといえば、シングルモルトではなく、ブレンデッドウイスキー(数種類のモルトウイスキーをブレンドし、さらにグレンウイスキーと呼ばれる他の穀物からできるウイスキーを混合したもの)が一般的であった。よく知られているサントリーオールド、ジョニーウォーカー、シーバスリーガルやオールドパーなどはすべてブレンデッドウイスキーである。その頃は、シングルモルトは、単一の蒸留所で作られた原酒のため、個性が強く、マイルドな味を好む日本人の嗜好には合わないと思われていた。

 

高度成長時代のウイスキーの飲み方といえば、お気に入りのクラブやスナックで、ボトルをキープして歌でも歌いながら水で割って飲む・・・正直ウイスキーの味など二の次、といった感じであった。しかし、バブルの崩壊以降、職場の人間関係の変質、外見より中身にこだわる価値観の変化、安定雇用の崩壊に伴う個の確立といった様々な要因から、トラディショナルで個性的なシングルモルトが徐々に市民権を得始めてきたのではなかろうか。平たく言えば、お酒が一種のコミュニケーションツールではなく、自分の好みの「シングルモルト」を飲むために飲みに行く、と言う行動がわが国においても普及し始めたわけである。

 

シングルモルトの普及とともに、国内の生産量・輸入量ともに増大し始め、今では本国並みに種類が揃うようになってきた。スコットランドのシングルモルトといえば、その生産地域と大雑把な特徴を記すと、ハイランド(スコットランド地域中央部:厚めのボディ)、ローランド(南部:繊細なタイプ)、アイラ(西のアイラ島:潮香とスモーキー)、スペイサイド(スペイ川周辺:まとまりのあるタイプ)、アザー・アイランズ(西のスカイ島、北のオークニー島など:潮香と様々

な個性)などに分けられ、それぞれ代表的な銘柄が存在する。もっとも有名なのがハイランドのグレンモーレンジ、スペイサイドのマッカラン、グレンリベット、グレンフィディック、それにアイラのボウモアであろう。ローランドではオーヘントッシャン、アザー・アイランドではタリスカー、スキャパだが現在のところマイナーの域を出ていない。 

 

さて、シングルモルトのお店での品揃えだが、まずグレンモーレンジとマッカランかグレンリベットを基本に据え、それに最も個性的なアイラモルトの中では比較的穏やかなボウモアをラインアップしておけば、モルトファンの最低限のウォンツは満たせるであろう。これにややマイナーな、たとえばハイランドのグレンドロナックや、スペイサイドのグレンファークラス、それにもっとも強烈なアイラモルトといわれるラフロイグや元祖とも言えるアイリッシュ系があれば申し分ない。さらに、やはり日本人のマイルド嗜好に一番合う和製モルトの代表格、山崎・白州・余市などがあれば完璧である。さらに粋な飲み方として手になじむ小さめのロックグラスがあればよい。

 

因みに、個性の強いシングルモルトは、予想外にさまざまなオードブルとの相性がよく、燻製系(代表格がスモークドサーモン)のものはもちろんのこと、すべてのタイプのチーズや、ナッツ類、スイーツ、さらにはイタリアのドライトマトのオイル漬けやオリーブから日本製の「あたりめ」に至るまで、見事に調和する。お気に入りのシングルモルトをグラスから一口、口に含み、そしてお気に入りのおつまみを食べながらピート香&スモーキーフレーバーを思い切り味わう。ちなみにシガーにもよく合う。本場スコットランドのシングルモルト文化を、わが国においても正しく本格的に普及させたいものである。ただし、特に度数の強いモルトウイスキーには、グラスの脇に、チェイサーを用意することもお忘れなく!

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