2008年ヴィンテージ~世界のワイン産地から② フランス・ブルゴーニュ~
- 2009年5月25日 14:41
☆フランス・ブルゴーニュ
2008年のブルゴーニュは難しい年だったようです。地域や畑にもよりますが、厳しい選果の結果、収穫量は2007年より少なかった生産者が多かったようです。
12月は寒かったですが、1月、2月、3月と暖かい日が続きました。4月は気温が低かったですが、雨が多く降り、一転5月は温暖な月となり、ぶどうの開花の条件を整えました。6月初旬から中旬にかけて開花を迎えましたが、6月下旬から8月一杯にかけてはあいにく雨が多く、日射量も少なく、気温も上がらない月となりました。一部の地域では、ウドンコ病やベト病などの病虫害の被害も拡がり、自然農法を取り入れている生産者は、農薬の使用に踏み切るかどうか難しい決断を迫られたようです。そうした中、9月中旬から、北風が吹き、天気の良い日が続き、9月下旬から10月上旬にかけて収穫が行われました。ぶどうの成熟が遅れたこともあり、収穫時期は2007年より2週間程度遅くなっています。
ブルゴーニュは南北に長いこともあり、今年は地域間の差が大きかったようです。北のシャブリ地区は、雹といった天候被害も少なく、ミネラル分や酸味が豊かなぶどうが収穫できグレート・ヴィンテージになるではないかとも言われています。逆に、南のボジョレーは、病虫害や糖度等多くの困難を伴ったようです。コート・ド・ニュイとコート・ド・ボーヌ地区は9月の好天に助けられ無事に収穫を迎えられましたが、選果を厳しく行ったところが多かったようです。
白ワインは、気候変動に比較的強いと言われるシャルドネ種が主体であることもあり、アロマや酸味も豊かなワインになりそうです。赤ワインは、主要品種であるピノ・ノワール種は酸味は十分にあるようですが、糖度はあまり高くなさそうです。昔に比べて、醸造技術が格段に進歩しているので、さほど悪くない仕上がりになるのではと思います。
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